【有馬記念】キセキ90点 “大谷級”奇跡「SHOW TIME」を

[ 2019年12月17日 05:30 ]

鈴木康弘「達眼」馬体診断

<有馬記念>キセキはパリロンシャンのタフな馬場を2回も走ったとは思えないほど素晴らしい体つき
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 キセキはパリロンシャンのタフな馬場を2回も走ったとは思えないほど素晴らしい体つき。馬体のどこを見渡してもフランス遠征のダメージが全く残っていない。むしろ、今春以上の馬っぷりです。トモの筋肉量を増やし、腹周りには余裕がある。ハートもしぼんでいない。大地をつかむような力強い立ち姿から安定した精神状態がうかがえます。

 MLBエンゼルスの大谷翔平が打席でどっしり構え、左足のかかとを地面に着けたままスイングするような立ち姿。目、耳、鼻先を前方の1点に集中している。大谷が打席からマウンドの相手に対するように。トモがしっかりしたことで頭を起こした頼もしい姿勢にもなりました。馬の大谷はゆっくりと進化してきたのです。宝塚記念時に着けていた左前球節の湿布が外れています。球節の上に中筋がしっかり見えるので脚元も問題なし。毛ヅヤは宝塚ほどではないが悪くない。帰国初アーチを放つか。

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2019年12月17日のニュース