【有馬記念】武豊 令和元年はプレミアVで飾る!有馬史上初3元号騎乗へ高まる期待

[ 2019年12月17日 05:30 ]

10月、ワールドプレミアとのコンビで令和最初の菊花賞を制した武豊。史上初の有馬記念3元号騎乗は「大きな財産」と語った
Photo By スポニチ

 昭和、平成のグランプリを知る男が令和最初の大一番も頂く。「第64回有馬記念」(22日、中山)で武豊(50)が史上初、3元号でのグランプリ騎乗を果たす。平成の有馬ではオグリキャップ、ディープインパクト、キタサンブラックと3頭のラストランでVを演出。競馬フィーバーを巻き起こした。菊花賞馬ワールドプレミアとともに挑む令和最初のグランプリへ、レジェンドのムチがうなる。 有馬記念

 88年。昭和最後の有馬記念は大激戦だった。G1・3勝を挙げ、引退戦に臨んだタマモクロスと勢いのある3歳馬オグリキャップの芦毛対決。武豊も共に菊花賞を制したスーパークリークで挑んだが3位入線後失格。ホロ苦い結末だった。「デビュー2年目。菊花賞を勝ったから出走できた。これはデカい。大きな財産。昭和、平成、令和の3元号で有馬に騎乗できるという意味でね」。当時19歳。まさか、この騎乗が31年後に生きてくるとは夢にも思わなかっただろう。

 そして平成。「盾男」と呼ばれたように天皇賞で無類の強さを発揮したが、90年にオグリキャップ、06年にディープインパクト、17年にキタサンブラックで全てラストランを飾ったようにグランプリ男でもあった。

 「オグリキャップに関する(僕への)インタビューは年末の風物詩だね」。日本中を競馬ブームに引き込んだ伝説の一戦は今も世間の人々の脳裏に鮮明に残っている。オグリキャップは4番人気だったがディープインパクト(単勝1・2倍)とキタサンブラック(同1・9倍)は圧倒的1番人気。「もし負けてたら…と思うとゾッとするね」。今だから言える感想だ。

 今年のパートナーは菊花賞馬ワールドプレミア。武豊に50代G1制覇をプレゼントした伸び盛りの3歳馬だ。「菊花賞の前は単なる条件馬だった。それがG1馬になって周囲の見る目が変わった。でも、ここでやれるかどうかは別の話。菊花賞から状態面がさらにグンと良くなっていないと、たぶん太刀打ちできないと思う。それくらい凄いメンバーでしょ」。口調は慎重だが菊花賞馬の同年有馬Vも過去8度と例が少ないわけではない。急激な成長を見せるこの時期、手が届かないと思われていた強豪との差を想像以上に詰めている可能性は大いにある。

 50代を迎えても「そんな感じが全然しない」と語り、貪欲な向上心を抱き続ける武豊。チャレンジ精神で強豪にぶつかる3歳馬との組み合わせは非常にマッチする。ついに3元号目に突入した武豊の有馬記念。オグリキャップ級のミラクルを演じても誰も驚かない。

 ◆武 豊(たけ・ゆたか)1969年(昭44)3月15日生まれ、京都府出身の50歳。デビューした87年に69勝で新人賞獲得。3年目の89年から18度、全国リーディング獲得。18年9月29日、前人未到のJRA通算4000勝。JRA通算22035戦4125勝。G1・77勝、重賞337勝。妻は元タレントの(旧姓佐野)量子さん。父は武邦彦元調教師。弟・幸四郎氏も元G1騎手で現調教師。1メートル70、51キロ。血液型O。

続きを表示

この記事のフォト

「2020 スプリンターズS」特集記事

「オールカマー」特集記事

2019年12月17日のニュース