期待のホープ落合、遠征で必ずレベルアップ

[ 2019年12月13日 05:30 ]

期間限定騎乗でレベルアップを誓う落合玄太騎手
Photo By スポニチ

 【地方からの風】船橋の岡林厩舎所属として9日から南関東で期間限定騎乗を始めた落合玄太(21=北海道)が騎乗2日目となった10日にいきなり2勝を挙げてその存在を強烈にアピールした。

 ヤングジョッキーズシリーズなどで東日本遠征はしていたが、船橋での騎乗は9日が初めてだった。「川崎、大井、浦和はあったんですが…。騎乗の10日前にこちらに来て調教などで乗っていたので馬場の感触はつかんでいた。1つ勝ってホッとして、それで力が抜けてまた勝てて。良かったです」。端正なマスクから笑顔がはじけた。

 昨年4月デビューの2年目だが、その活躍ぶりに昨年の日本プロスポーツ大賞新人賞を受賞、今年の9月10日には通算100勝を達成した。そんなホッカイドウ競馬期待の若手もさすがに他場での期間限定騎乗は初めてのこと。「この時期は北海道も1歳の乗り慣らしなど仕事がたくさんあるのに、先生(田中淳司師)に行っていいぞ、と快く送り出してもらいました。その気持ちに応えるためにも、自分自身のレベルアップを目標に一つでも多くのことを吸収して帰りたい」と意気込む。

 田中淳厩舎は全国への遠征も豊富なだけに「将来的に南関東での騎乗経験が生きると思うし、コース、レースの流れなどの引き出しを増やしたい」と明確な目標を掲げる。来年1月31日まで「とりあえず10勝」の目標を掲げたが、思い切りのいいステッキさばきで、それ以上の活躍が期待できそうだ。

続きを表示

2019年12月13日のニュース