【大村・G1海の王者決定戦】原田、4度目の当地G1V!SGクラシック出走権獲得

[ 2019年12月13日 05:30 ]

インから押し切って当地4回目のG1制覇した原田幸哉
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 ボートレース大村の発祥地ナイターG1「開設67周年記念 海の王者決定戦」は12日、12Rで優勝戦が行われた。地元・原田幸哉(44)がインから押し切り、当地G1・4回目の優勝。令和初となる海の王者に輝いた。2着には桑原、3着には石野が入った。

 「少しでも気持ちが楽になるように…」。原田は前検日にこう言った。獲得賞金ランキング19位で、年末の大一番GPへの権利を獲得できず、かなり悔しい思いをした。だが、地元大村では下を向いてはいられない。予選トップ通過→準優逃げを決めて優勝戦の絶好枠を射止めた。超抜に仕上がっていた石野が脅威だったが、イン先マイは譲らなかった。当地G14Vを達成すると同時に、来年3月、平和島で開催されるSGクラシックの権利を手中に収めた。チャンピオン花火を背に、最高のウイニングランで声援に応えた。

 「久々にうれしいですね。花火よりも声援の方がうれしかった。2番、3番が見えなかったので、余裕を持ってターンをしたら、悠(桑原)君が凄いターンをしてきた」

 相棒は2連対率40%の61号機。早い段階でパワーを引き出し、オール3連対で全て舟券に貢献。ファンを魅了した。

 「今節で満足して、シリーズのことまで考えてないですけど、正月にまた戻ってきて、大村を盛り上げたいと思っています」

 悔しさもうれしさも力となる。17日から住之江で始まるグランプリシリーズ、年またぎで開催される「大村グランプリ」と、一戦一戦最善を尽くし、夜空の下で輝く!

【次走】優勝した原田幸哉、桑原悠の次走は17日からの住之江SGグランプリシリーズ。松井繁、太田和美、浜野谷憲吾、湯川浩司、長田頼宗らが相手。石野貴之、徳増秀樹は17日からの住之江SGグランプリ。毒島誠、吉川元浩、峰竜太、桐生順平、瓜生正義ら強豪と頂点をかけて争う。山口剛は1月17日からの鳴門一般戦。西島義則、三嶌誠司、上村純一らが参戦。島村隆幸は19日からの宮島一般戦。石川真二、原田篤志、仲谷颯仁らとVを競う。

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2019年12月13日のニュース