【別府・開設記念】松井、記念初V!デビュー1年半「次は特別競輪で優勝できるように」

[ 2019年12月4日 05:30 ]

記念初優勝を達成し賞金ボードを掲げる松井宏佑 
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 別府記念決勝 113期の新鋭・松井宏佑(27=神奈川)が記念初Vを決めた。レースは松井―岩本―簗田の南関勢が前受けして、その後ろが稲毛―稲垣の近畿勢。単騎の木暮、浅井が続き、後方に坂本―大槻の北日本勢が付ける。残り2周で坂本―大槻が上昇すると稲毛―稲垣がこれを追う形で続き、木暮、浅井も車を上げていく。松井は後方7番手に車を引く。打鐘前に坂本を叩いて稲毛―稲垣が先制すると木暮、浅井もすかさず続き、坂本が5番手、松井は7番手のまま。中団の坂本が先まくりを狙って動くが、その上を乗り越えて松井が抜群のスピードでまくっていく。最後は追走する岩本を悠々と振り切って先頭でゴールを駆け抜けた。

 昨年7月にデビューして約1年半。松井は「記念に出るのは今回が5回目。こんなに早く勝てるとは思っていなかった。普段はナショナルチームに帯同しているので、なかなか国内で走る機会は少ない。その中でしっかりチャンスをものにできてうれしい」と笑顔で話した。それでも「初めて記念に出た静岡では二次予選で敗退したが、脚自体は上位の人とそんなに変わらないと感じていた。いつかは勝てると思っていた」と自信の言葉も口にした。同期では宮本隼輔(24=山口)が一足先に7月に大垣記念を勝っている。「次は特別競輪で優勝できるように頑張りたい」とナショナルチームで磨いたスピードを武器に大舞台での活躍を誓った。

 1着松井の次走は立川ヤンググランプリ(29日)、2着岩本は京王閣F1(10~12日)、3着稲垣は大宮F1(16~18日)。

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2019年12月4日のニュース