北村宏 復帰勝利支えたこだわりの夏飯「素材そのものを食べる」

[ 2019年8月13日 05:30 ]

3日の新潟12Rで復帰勝利を挙げ、サインをする北村宏
Photo By スポニチ

 8月に入り、日本全国で気温35度以上の猛暑日が続く。あまりの暑さに食欲減退、夏バテ気味の方も多いのではないか。真夏でも屋外で競馬をする騎手や競走馬。騎手は一日の最初と最後の騎乗時で、2キロも体重が落ちることもあるという。今回の「ナツ☆ウマ」はそんな過酷な環境下でも最高のパフォーマンスをするべく、コンディション調整に気を配る騎手や馬たちのこだわりの“夏飯”を探った。

 トレセンで体づくりや食事に対して強いこだわりを持つ人物を聞いて回ったところ、断然の1位指名には北村宏司(39)の名が挙がった。そんな北村に夏の勝負飯について質問。しかし、あっさりとこんな回答が。「一年中こだわっているので、夏だけ食べ物を変えることはない。夏バテもしないです」。確かに日頃から気をつけていれば、夏バテしない体がつくられる。いきなり企画倒れ。いや、そんなわけにはいかぬ。気を取り直して北村流の食事管理について取材した。

 「若い時から食事や栄養、サプリメントなどに興味があって自分で調べたりしていたけど、デビューして2、3年目から明治のプロテインブランド“ザバス”とサポート契約。独身時代は自分で、結婚してからは奥さん(奈美さん)が管理栄養士と話し合いながらやってくれている。うちの奥さんはアスリートフードマイスターなどの資格を持っていて、いろいろと助けてくれている」。なるほど。プロとのコラボレーションに内助の功とは、鬼に金棒以上。夏バテなんぞ寄せ付けぬ鉄壁の布陣だ。

 「こだわりとして、体に良くなさそうな物はなるべく口にしない。加熱して劣化した油物は食べないとか。加工品や精製して濃くしているもの、添加物など食品を買うときは真っ先に原材料をチェックするのがすっかり癖になった」。記者を含め、ジャンクフードが大好きな方にはグサリとくる話だが、夏バテしない健康な体をつくるにはどんな食事がいいのか。

 「素材そのものを食べるようになった。サラダならドレッシングではなく、お酢やオリーブオイルをかけたり。あと我が家の食事は、塩分が相当少ないですね。普通の人が食べると味が薄いと感じると思う。でもいろんな加工物を除くと、素材そのものの味をおいしく感じるようになります」

 競馬中はサプリメントを併用して栄養強化する。「レース中は食べませんが、サプリメントでアミノ酸を取ったり。終わった後はザバスのプロテインで失ったエネルギーを補います」。アミノ酸やグリコーゲンなど栄養素の名前が次々と出てくる。「オタクですよ」と笑った北村。大ケガによる5カ月のブランクをものともせず、復帰初日(3日、新潟12R)に勝利を飾った強じんな肉体はこだわりの食生活に支えられている。 

続きを表示

「ディープインパクト」特集記事

「新潟2歳S」特集記事

2019年8月13日のニュース