【英G1・ナッソーS】ディアドラ海外G1初制覇!内から伸びてG前で差し切り

[ 2019年8月2日 05:30 ]

ナッソーSを制したディアドラと関係者(撮影・平松さとし)
Photo By 提供写真

 牝馬限定の英G1ナッソーS(グッドウッド競馬場、芝1980メートル)が1日(日本時間同日深夜、日本での馬券発売なし)に行われ、日本のディアドラ(5=橋田)が直線鋭く伸びて海外G1初制覇を果たした。日本調教馬の英G1制覇は00年ジュライCのアグネスワールド以来。

 根性娘の末脚がさく裂した。9頭立ての4番ゲートからスタートしたディアドラは道中は後方の内で脚をためた。直線もインを選択。先に抜け出したデットーリ騎乗のメダーイーとの差を一完歩ごとに詰めると、ゴール前できっちり差し切った。鞍上のマーフィーは大きくガッツポーズをつくり、「夢が実現した」と喜んだ。

 今年3月のドバイターフ(4着)以降は海外を転戦し、これが4戦目。18年ドバイターフ(3着)、同年香港C(2着)などこれまで海外では善戦止まりだったが、通算6度目の挑戦で海外初V。17年秋華賞馬の実力を世界に見せつけた。

 ◆ディアドラ 父ハービンジャー 母ライツェント(母の父スペシャルウィーク) 牝5歳 栗東・橋田満厩舎所属 馬主・森田藤治氏 生産者・北海道安平町のノーザンファーム 戦績25戦8勝(うち海外6戦1勝)。 

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2019年8月2日のニュース