凱旋門賞3連覇を狙うデットーリ“神に愛された男”

[ 2019年8月2日 05:30 ]

今秋の来日が決まったデットーリ騎手(撮影・平松さとし)
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 【競馬人生劇場・平松さとし7月27日に英国アスコット競馬場で行われたキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1、芝2390メートル、以下キングジョージ)を制したのは女王エネイブル(牝5歳、J・ゴスデン厩舎)だった。

 日本からシュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)が挑戦(6着)し、馬券も発売されたことで、注目度も高かっただろう。優勝したエネイブルはこれで11連勝。その間に2度の凱旋門賞やブリーダーズCターフ、そして今回のキングジョージも2度目の優勝と、まさに女王の名をほしいままにしている。

 そしてその11連勝全てで騎乗しているのがご存じデットーリ騎手だ。キングジョージ制覇から1週間とたたない7月30、31日にはストラディバリウスでグッドウッドC、トゥーダーンホットでサセックスSとゴスデン師とのコンビで連日のG1勝ち。条件戦の乗り鞍を絞っているため全盛期のような年間200勝以上をすることはなくなったが、それでもその勢いは今が全盛!?と思わせるものがある。

 そんな彼だが、以前、武豊騎手と一緒にトルコで食事をさせていただいた際には少々落ち込むそぶりを見せていた。当時は年間2億円とも言われたゴドルフィンとの契約を解約した直後。陽気なイタリア人が珍しく元気のない様子だったのだ。

 しかし、禍福は糾(あざな)える縄の如(ごと)しである。ゴドルフィンとの契約がなくなったことで、アルシャカブとの契約を経て、現在は先述した通りゴスデン師と良好な関係を築いている。武豊騎手を見ていても思うが、たとえ不振に見舞われても慌てずしっかりと自分のやるべきことをやっていれば、競馬の神様はまた振り向いてくれるのだ。

 さて、エネイブルの今後の最大の目標はもちろん、凱旋門賞3連覇だ。

 「キングジョージの後も順調そのもの。秋にはビッグニュースをお届けできるはずだよ」

 また、今秋には短期免許で久々に来日という噂を耳にしたので確認すると、彼は答えた。

 「はい。メルボルンC(11月5日)が終わったタイミングで行く予定です。今から日本の競馬が楽しみで興奮しています!!」(フリーライター)

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