【ファルコンS】ハッピーアワー差し切って武幸四郎師が重賞初制覇!吉田隼「しっかり伸びてくれました」

[ 2019年3月16日 17:12 ]

<中京11R・ファルコンS>直線で叩き合い勝利したハッピーアワー(撮影・平嶋 理子)  
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 末脚勝負でキレイに突き抜けた。大外8枠(15)番から五分のタイミングでゲートを出たハッピーアワー(牡3=武幸、父ハービンジャー)は道中13番手の位置取り。ほぼひとかたまりとなった馬群の後方で構え、じっとチャンスをうかがった。直線は外へ。ゴーサインに反応して加速すると次々と前をかわしていく。最後は内で食い下がるグルーヴィットを振り切ってゴールへ。初コンビを組んだ吉田隼が振り返る。

 「これまでの競馬を見ているとスタートが速くないので、そこだけ気をつけて道中はあまり離されないようにしました。4コーナーの手応えは抜群。追い出すと、すぐに先頭に並びかけて、しっかり伸びてくれました」

 ここ2走はデイリー杯2歳S3着、シンザン記念5着とマイル重賞への起用。前任者の秋山が末脚を引き出す競馬を続け、それが1F短縮のここで実を結んだ。吉田隼が「秋山さんに色々、聞きました」と感謝すれば武幸師も「秋山が競馬を教えてくれた」とねぎらった。昨年3月開業の武幸師はJRA重賞8戦目で初勝利だ。「うちの厩舎の最初の世代から、こういう存在が出て良かった。いつも一生懸命、走るので今後については様子を見て考えます」。子馬の頃から成長を見てきた若駒でのタイトル奪取に満面の笑みを浮かべていた。

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2019年3月16日のニュース