【フェブラリーS1週前追い】キッキング、反動なし 軽快に躍動

[ 2019年2月7日 05:30 ]

Cウッドで単走で追い切るコパノキッキング
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 4連勝中の“相棒”は好調キープ!!藤田菜七子(21)がG1初騎乗する「第36回フェブラリーS」(17日、東京)の1週前追い切りが6日、栗東、美浦両トレセンで行われ、菜七子とコンビを組むコパノキッキング(セン4=村山)が軽快な脚さばきを披露。CWコースを単走で駆け抜け、ラスト1Fを13秒0でまとめた。陣営は初のマイル戦も問題なしと判断。歴史的な一戦へ向け菜七子のパートナーに不安要素は見当たらない。

 10日前の激闘の疲れを感じさせないタフネスぶり。菜七子騎乗で話題を一身に集めるコパノキッキングが上々の動きを見せた。CWコースを単走。新谷助手は「競馬を使って日がたっていないので、テンションを上げないように予定通りの時計でした」と順調を伝える。上がり重点の指示を受け、5F71秒9〜1F13秒0。全体時計は目立たないが、ラスト1Fは敏速で活気に満ちあふれた動きだ。距離が不安視された根岸Sを中団から上がり最速35秒4で制した反動はない。フェブラリーSの優先出走権を勝ち取った後も高いレベルで安定している。

 デビューから全9戦が1000〜1400メートル。ダートのスプリント路線で真価を発揮し【7101】、連対率89%。目下4連勝、重賞連覇中と怒とうの快進撃でステップアップしてきた。G1初挑戦は根岸Sから1F延長。初体験のマイル戦が鍵になる。同助手は「昨秋あたりから体が減らなくなったし、精神面で大人になったことも前走の結果に結びついた。オン、オフのメリハリがしっかりと付くし、コンディションも安定してきた。マイルもこなしてくれると思います」と見通しを語る。エンジンの掛かりが遅いタイプだけに距離延長はOKの見立てだ。

 新パートナーとなる菜七子は9日開幕の小倉に参戦するため、4日から同地に滞在中。昨年に続く長期ローカル滞在で腕を磨いている。菜七子は7日の調教を終えると、栗東トレセンへ約600キロの長距離移動。新コンビを組むコパノキッキングの調教に駆けつける。「7日は運動にとどめて、8日にジョッキーに感触を確かめてもらいます」と同助手。ファーストコンタクトでどんな反応を見せるか。人馬とも8日が待ち遠しい。

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2019年2月7日のニュース