【クイーンC】武藤、好相性ジョディ―と目指す重賞初V

[ 2019年2月7日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=6日】雨が本降りになった午前10時半すぎ。小田は調教スタンドを駆け上がった。クイーンCのジョディーを見るためだ。

 コンビ復活の武藤を背にポリトラックで6F86秒0〜1F12秒3(馬なり)。デルマルーヴルの5馬身前を走り、手綱を押さえたままで半馬身先着。ソフトなメニュー。武藤は「先週Wコースでしっかりやったので馬なり。凄く状態も良くなっている」と雨空を吹き飛ばす笑顔が返ってきた。

 コンビ成績2戦2勝と好相性。いずれも逃げ切りだった。ただ昨年8月新潟2歳S(4着)は自身のケガ、前走・阪神JF(16着)は騎乗停止中で乗れず。それだけに愛馬との重賞初挑戦の思いは強い。「新馬の前から乗せてもらっている馬。重賞2戦は自分の責任で乗れなかった。とてもお世話になっている厩舎(戸田厩舎)なのでとにかく勝ちたい」と目を輝かせた。武藤自身はJRA重賞16度目騎乗。「一生懸命に走る馬なので積極的な競馬が合う」。粘りに粘った2走前の赤松賞が理想型。前向きに自らの重賞初Vをたぐり寄せる決意を小田は感じ取った。

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2019年2月7日のニュース