【日経新春杯】グローリー重賞初V ミルコ会心「強い」

[ 2019年1月14日 05:30 ]

混戦を制して日経新春杯を勝ったM・デムーロ騎乗のグローリーヴェイズ=左(撮影・田中 健作)
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 伝統のハンデ重賞「第66回日経新春杯」が13日に京都競馬場で行われ、ミルコ・デムーロ(40)騎乗の1番人気グローリーヴェイズ(牡4=尾関)が中団から抜け出して重賞初勝利を飾った。

 11日に40歳を迎えたばかりのミルコが12日未勝利の無念を晴らすかのように、この日は4勝の大暴れ。締めくくりがグローリーヴェイズによる今年の重賞初制覇&日経新春杯連覇だ。

 1000メートル通過58秒3のハイペースで道中は中団から。直線入り口で鞍上がアクションを掛けると鋭く反応し、残り1Fで力強く抜け出した。「強いですね。今回は体も増えていたし、成長を感じた。3〜4角は抜群の手応えだったし、直線もいい脚を使ってくれた。昨年の重賞(きさらぎ賞)では2着に敗れたけど、今回はリベンジができました」。ミルコは会心の笑みで振り返った。

 これがキャリア7戦目。まだまだ伸びしろは計り知れない。17年スプリンターズS(レッドファルクス)以来の重賞制覇となった尾関師は「ジョッキーが信頼して乗っているのが伝わった。時計以上に強い内容」と愛馬を称えた。

 史上初の3冠牝馬メジロラモーヌを3代母に持つディープインパクト産駒。メジロ牧場を引き継いだレイクヴィラファームの岩崎義久さんは「祖母のメジロルバートはライアン×ラモーヌというメジロの結晶のような配合。成長力は血統が証明してくれていますし、今後が楽しみでなりません」と喜んだ。次走は未定だが、強い4歳世代からまた一頭、今後が楽しみな馬が現れた。

 ◆グローリーヴェイズ 父ディープインパクト 母メジロツボネ(母の父スウェプトオーヴァーボード)牡4歳 美浦・尾関厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道洞爺湖町レイクヴィラファーム 戦績7戦3勝 総獲得賞金1億2281万円。

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