23歳マーフィーの秘密…ジェットコースターに“騎乗”不可

[ 2019年1月11日 05:30 ]

妹のシィヴ(左)、ブローと笑顔見せるマーフィー(撮影・平松さとし)
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 昨年暮れに来日し、初めての短期免許ながら活躍しているのがオイシン・マーフィー騎手だ。

 1995年9月生まれだから、まだ23歳。アイルランド生まれだが、イギリスをベースとして活躍する彼と、私が親しくなり始めたのは一昨年の秋、フランスでのことだった。アクレイムに騎乗してフォレ賞を優勝。彼にとって初めてのG1制覇に立ち会い、話を聞いたのがきっかけだ。当時、彼はしみじみと言っていた。

 「ようやくG1を勝てました。長かった…」

 当時まだ22歳。しかし4歳からポニーに乗り、プロデビュー後は毎年かかさず本場イギリスのダービーに騎乗(昨年の時点で既に5回騎乗)するほどの彼にとっては長く感じたようだ。

 G1初制覇を果たした彼は、昨年一気にブレーク。中でもロアリングライオンとの活躍は顕著で、愛チャンピオンSやインターナショナルSといったG1を優勝し、カルティエ賞の年度代表馬にも選出された。

 地元に凱旋し愛チャンピオンSを勝利した時も私は立ち会い、お祝いの声をかけた。すると、先述した通りイギリスをベースとして騎乗する彼は言った。

 「僕はアイルランドで勝つのはこれが2勝目です。地元のビッグレースを友人や家族の見守る中で勝てたことは大変うれしいです」

 ちなみに彼にはアイルランドに残してきた両親と2人の妹がいる。1月の頭には妹たちが来日。週末はマーフィー騎手の勝利シーンに立ち会い、平日は兄妹3人でディズニーランドへ行くなど、日本を満喫したそうだ。

 末妹のシィヴは言う。

 「お兄ちゃんはローラーコースターが大の苦手。ディズニーランドでも乗る物は限られるわ」

 馬よりずっと安全だよ、とマーフィー騎手に伝えると、彼は真剣な表情で答えた。

 「馬はコントロールできるけどローラーコースターはできない」

 妹たちは一足先に帰国したが、彼は今月いっぱい騎乗を続ける。引き続きその活躍に期待したい。(フリーライター・平松さとし)

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