【土曜阪神5R】ステイゴールド最後の子・ハルノナゴリがデビュー 

[ 2018年12月13日 15:58 ]

厩舎回りを運動するハルノナゴリ(撮影・平嶋 理子)
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 15年2月に大動脈瘤破裂で急死した種牡馬ステイゴールド。その最後の子、現2歳世代では唯一の産駒となるハルノナゴリ(牝=高橋忠)がいよいよ土曜阪神5R(芝1600メートル)デビューする。

 ゲートインを目前に控え、高橋忠師も感慨深げだ。「最初は本当に小さな馬で、よくここまで来たなと思います」と目を細める。受胎確認当時から記事に取り上げられた“運命の馬”は縁あって高橋忠厩舎へ。「うちの厩舎では初めてのステイゴールド。つまり最初で最後になります。まだ顔つきも本当に幼く“赤ちゃん”みたいですがバネのある、軽い走りをする。調教は最初“もがいて”ましたが、力を付けて動きに余裕が出て来ました」。

 1週前のCWでは川田が騎乗し6F85秒4〜1F12秒6の時計で楽に先着を果たしている。小柄な馬体を大きく見せ、「気性も悪くない。角馬場では子供っぽい仕草を見せていましたが、馬場に行くとしっかり走る。ゆくゆくは距離を延ばしていきたい」と指揮官は期待する。ラストクロップの話題だけではない。母エレインの兄妹にはサダムパテック、ジュールポレールの両G1馬が名を連ね、血統的な魅力も彼女を後押しする。いずれ大舞台へ。話題だけでは終わらせない、強い意気込みが伝わって来た。(オサム)

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2018年12月13日のニュース