【朝日杯FS】ファイト充実 ビュイックも「グッド」

[ 2018年12月13日 05:30 ]

併せで追い切るエメラルファイト(撮影・村上 大輔)
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 【G1ドキュメント・美浦=12日】今年の朝日杯FSは無敗馬4頭が集結。通算【1・0・1・1】のエメラルファイトは目立たない存在だが、管理する相沢師の鼻息は荒い。追い切り後に報道陣に囲まれると「前走(アイビーS3着)の勝ち馬(クロノジェネシス)が先週の阪神JFで2着。札幌2歳S(4着)組も、その後の成績がいい。ウチの馬はどちらもうまく乗れていなかったし、ここでも差はない」と力を込めた。

 追い切りは朝一番にWコースで併せ馬。僚馬ミラクルブラッド(3歳1000万)を4馬身追走し、直線で内に入ってゴーサインを出されると急加速。雨で重くなったチップをものともせず、シャープに伸びて1馬身先着した。充実ぶりがストレートに伝わる絶好の動き。指揮官も「時計(5F66秒6)も速かったし、反応がいい。状態は本当にいい」と満面の笑みだ。

 今回は過去3戦で手綱を取り、最終追いにも騎乗した厩舎所属の石川からビュイックに乗り代わり。「それは仕方がないこと。騎手は結果を出さなければいけない」と弟子の奮起を促した相沢師は「鞍上強化。乗り方は任せます」と欧州の名手に全権委任した。

 そのビュイックは今週末が短期免許ラスト騎乗。「マイルCSも勝てたし、とてもエンジョイできた。日本食も大好き。特に寿司としゃぶしゃぶが最高。来年もぜひ来たい」と滞在を振り返った鞍上は、1週前追いで感触をチェック。「状態はとてもグッド。ただG1なのでタフなレースになる。自分のベストを尽くす」。指揮官と鞍上から力強い言葉を聞き、鳥谷越は印を回そうと心に決めた。

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2018年12月13日のニュース