【香港マイル】ウィブロス激走で現役続行手応え 9番手から猛追

[ 2018年12月10日 05:30 ]

 香港マイルではヴィブロスが激走だ。断然1番人気のビューティージェネレーションに3馬身及ばなかったが、道中9番手から末脚を伸ばし香港王者に詰め寄って2着。ビュイックは「素晴らしい競馬をしてくれた。勝った馬は世界一のマイラーだから仕方ない」。友道師も「折り合いがついていた。4角ではいけると思ったが1着馬が強かった」と素直に勝者を称えた。

 今回がラストランの予定だったが佐々木主浩オーナー(50)は快走を見せた5歳馬の現役続行の可能性を示唆した。一度はターフを去る決断を下したオーナーの心を再び揺さぶったヴィブロス。今後の動向から目が離せない。

 ≪ペルシアン馬場に泣いた≫ 2番人気ペルシアンナイトは5着。11番手から追い込んだが香港トップマイラーの前に力負け。M・デムーロは「馬の状態は凄く良かった。3〜4角で上がっていったが馬場が速すぎて前が止まらなかった」。池江師は「もう少し気合が乗ってほしかった。本来はトップギアに入るのに今回は入らなかった」と悔しがった。

 ≪モズ伸び切れず7着≫ スタートで行き脚がつかなかったモズアスコットは後方2番手から伸び切れず7着。「いつもの末脚が見せられなかった。理由が分からない」とルメール。矢作師は「反応が悪かった。ツキもなかったが、いい時の走りではない。前走が精神的にきついレースだったので、そのダメージがあったのかもしれない」と敗因を挙げ「ゆっくり休ませて立て直したい」と巻き返しを誓った。

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2018年12月10日のニュース