【香港カップ】ディアドラ惜しい!鞍上ルメールも差し切れず2着

[ 2018年12月10日 05:30 ]

 JRAが馬券発売した香港国際競走が9日、シャティン競馬場で行われ、G14競走に日本馬9頭が参戦したが、昨年に続いて未勝利に終わった。地元馬が4連勝。ただ、香港カップのディアドラ(牝4=橋田)を筆頭に牝馬が3競走で2着に食い込む健闘を見せた。

 日本勢未勝利で迎えた香港カップ。外から1番人気ディアドラの末脚がうなりを上げた。懸命に逃げ込みを図るグロリアスフォーエバー。追うルメール。しかし1馬身届かず。この日の日本勢3度目の2着。ルメールは悔しそうに口を開いた。「道中はサングレーザーの後ろを追走できた。スピードを上げてゴールまで全力で走ってくれた」

 前半4F50秒56のスロー。前哨戦で激しい先行争いを繰り広げた地元馬2頭は、すんなり隊列を決め、流れが落ち着いた。橋田師は「前走の轍(てつ)を踏まないのは当然だろう。持ち味を発揮して差を詰めたが…。差し切れなかったのは“流れ”によるものだと思う」と冷静に敗因を分析した。

 リスグラシュー、ヴィブロスに続いて2着。敗れはしたが日本勢のチームワークは抜群だった。ヴィブロスとは春のドバイに続いて一緒の遠征。仲良く馬場入りして、素早く環境に慣れた。師は「ドバイターフ3着時より状態は良かった。これで外国で3、2着。次こそは1着を獲りたい」とリベンジを誓った。

 アーモンドアイだけじゃない。胸を張りたい3つの銀メダル。国際舞台で“なでしこ牝馬”の層の厚さを見せつけた。

 ≪グレーザー流れ乗ったが…≫サングレーザーは4番手で流れに乗るもジリジリしか伸びず4着。モレイラは「よく走っているが今回は香港の馬が強かった」とサバサバした表情。浅見師は「状態も良く、ジョッキーもうまく乗ってくれた。よく走ってくれたが残念です」とコメントした。

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2018年12月10日のニュース