【香港ヴァーズ】リス、差し返され栄冠スルリ モレイラ「接触影響した」

[ 2018年12月10日 05:30 ]

 つかみかけた栄冠がスルリと逃げた。海外G1初挑戦のリスグラシューはスローペースで中団の外。直線、はじけるような末脚。残り200メートルでエグザルタントに並びかけ一度は先頭に立ったが、ゴール目前で差し返され首差の2着に敗れた。モレイラは「残り600メートルで他の馬と接触した。それが最後に影響した」と肩を落とした。

 矢作師も落胆の色を隠せない。「勝ったと思ったけどな」と声を振り絞った。「前走より細いと思ったが海外ではこれが精いっぱい。でも落ち着きがあったし心配していなかった。一回前へ出ているだけにね。残念です」と何度も悔しがった。「次がどこになるか分からないが、また海外へ出たい」。香港の地をステップに新たなステージへ歩みを進める。

 ≪クロコスミア先陣逃げも10着≫ 日本馬の先陣を切って逃げたクロコスミアは直線に入り、すぐ背後にいた勝ち馬にかわされ10着。岩田は「この馬のレースはできた。早めに後ろから来られた。レースを使うごとに落ち着きも出てきているし冷静にレースはできた」とコメント。見守った西浦師は「自分のレースはしてくれたので結果は仕方ない。期待していたが…」と悔しそうだった。

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2018年12月10日のニュース