【小倉2歳S】シングル、“静”の仕上げでV3だ 寺島師も納得

[ 2018年8月30日 05:30 ]

CWで追い切るシングルアップ
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 「第38回小倉2歳S」の追い切りが29日、小倉競馬場、栗東トレセンで行われた。デビュー2連勝のシングルアップは“静”に徹した。朝一番のCWコースで松山を背に単走。ゆっくりキャンターに下ろし序盤は折り合いに専念。ラスト3Fからピッチを上げ、馬なりで流してラスト1F12秒2。中2週での輸送を考慮し上がり重点の内容だったが、促せばすぐにでもハジけそうな手応え。寺島師は納得の表情を浮かべる。

 「前走は併せ馬で気持ちを乗せ過ぎてしまったので、今回は反応を確かめる程度。元々、完成度が高い馬だが、さらに力強さが増していますね」

 阪神7Fの新馬戦は好位から押し切りV。前走のフェニックス賞は、前半3F33秒3のハイラップを自ら刻んで逃げ切った。師は「二の脚が速くセンスがいい。この舞台は合っているし、どんな競馬もできるので」と大人びた走りを高く評価する。天性のスピードを武器に無敗で小倉チャンプを狙う。

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2018年8月30日のニュース