【札幌スポニチ賞】大人のアーサー適鞍で決める、動き軽快

　【東西ドキュメント・札幌＝２９日】今週は３重賞と豪華だが、札幌出張者にとっては土曜１０Ｒの札幌スポニチ賞（３歳上１０００万下、芝１２００メートル）も同じくらい重要。岡本は札幌２歳Ｓと並行して取材を進めた。札幌リーディングで首位モレイラに９勝差、奇跡の逆転を狙うルメールが「前走が楽勝だったし（昇級でも）チャンスがある」と期待を寄せるのがスワーヴアーサー。追い切りはダートコースで５Ｆ６９秒０〜１Ｆ１２秒７と軽快に動いた。

　蟻洞（ぎどう＝蹄の病気）で長期休養を強いられたが、復帰後は短距離に転じて３、２、２、１着。担当の蟹江助手は「以前は１回使うと疲労が残ったが、年齢を重ねて解消してきた。距離にも洋芝にも適性があるし、引き続きルメールが乗ってくれるのもいい」とかなりの好感触だ。昨夏はリッジマンで札幌日刊スポーツ杯を勝った蟹江助手。北の“社杯ハンター”誕生か、要注目だ。