【乗馬苑恩師が語る菜七子の“素顔”】“他の子と違う”センスでメキメキ

[ 2018年8月20日 08:30 ]

菜七子 JRA34勝、女性騎手最多並ぶ

競馬学校時代の藤田(前列右端)と渡辺教官(後列右から)3人目
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 JRA美浦トレーニングセンター(茨城県稲敷郡)にある乗馬苑、さらに競馬学校時代にも教官として菜七子を指導した渡辺雅也氏(49)は「同期の中でも乗馬は好成績を収めていました。一方で、非力だったのでパワーのある馬には力負けしていた」と回顧する。

 菜七子が競馬と初めて出合ったのは小学6年生。たまたま映ったテレビの競馬中継にくぎ付けになった。「騎手ってカッコいい」。間もなく、自宅から車で1時間ほどの同乗馬苑に両親の送迎で通い始める。渡辺氏は「最初から他の子とちょっと違うな、と。馬を怖がらなかったし、何よりセンスがあった。指導していても同期の子と伸びが違うんです」と振り返った。

 メキメキと腕を上げた菜七子は、乗馬苑の中でも騎手課程を目指す生徒が属する「ジュニアチーム」へ加入し、英才教育を施されていった。

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2018年8月20日のニュース