【札幌記念】ネオ、馬なり迫力 名手モレイラを背に再び世界へ

[ 2018年8月16日 05:30 ]

馬なりで流したネオリアリズム
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 一昨年の覇者ネオリアリズムは3年連続での函館滞在。昨年は状態面が整わず、このレースを回避したが今年は順調だ。予定通り1週追いの芝コース(5F66秒9)で負荷をかけると、当週は微調整。この日はWコースで馬なりで流し5F69秒2。直線は雨で濡れた重たいチップを力強く蹴り上げ、ラスト1Fを13秒2でまとめた。渡辺助手も納得の表情を浮かべる。

 「暑さに弱いので涼しい気候は仕上げやすい。体のこなしが良くなっているし、手前の替え方もスムーズ。仕上がったと思います」

 今年初戦のドバイターフ(8着)はレース中の落鉄で力を発揮できず。それでも昨春のクイーンエリザベス2世Cでは、世界の頂点を極めた。「ドバイの疲れは取れているし、この舞台は相性がいいですからね」と同助手。10月27日にオーストラリアG1「コックスプレート」(ムーニーバレー芝2040メートル)参戦のプランもある。名手モレイラを背に北の大地から、再び世界を目指していく。

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2018年8月16日のニュース