ゴールドアリュール急死…03年フェブラリーSなどダートG1・4勝

[ 2017年2月19日 05:30 ]

03年のフェブラリーSを制したゴールドアリュールと武豊
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 03年フェブラリーSの優勝馬で、種牡馬としても活躍したゴールドアリュール(牡18)が18日、大動脈破裂のため、けい養先の社台スタリオンステーション(北海道安平町)で死んだ。関係者によると同日午前に突然倒れ、そのまま息を引き取ったという。

 同馬は池江泰郎(現本紙評論家)厩舎から01年にデビュー。3歳夏からダート路線を歩みG1・4勝をマーク。03年に喘鳴症(ぜんめいしょう=喉鳴り)のため引退。種牡馬としてはエスポワールシチー、スマートファルコンなどダートG1馬を送り出した。きょうのフェブラリーSにはコパノリッキー、ゴールドドリームの2頭、ヒヤシンスSにも3戦無敗のエピカリスが出走する。社台SS事務局の三輪圭祐氏は「プライドが高く、スタッフは苦労しながら種牡馬の扱い方をこの馬から学んだ。人を育ててくれた馬でもあった」と名馬の急死を惜しんだ。

 ▼池江泰郎元調教師(ゴールドアリュールを管理)大動脈破裂の症状であるなら急死なんでしょうか。非常に残念です。種牡馬としてダートの強豪を送り出している印象ですが、ゴールドアリュール自身は日本ダービーにも出走したほどで、芝でやれるスピードを兼ね備えていました。それとドバイ出国直前にイラク戦争が勃発して、遠征が幻となったことも忘れられぬ出来事でした。

 ▼武豊 残念ですね。フェブラリーSは産駒(コパノリッキー)だし弔いになれば。勝ちたいですね。

 ◆ゴールドアリュール 1999年3月3日生まれ、栗毛 父サンデーサイレンス 母ニキーヤ(母の父ヌレイエフ)栗東・池江泰郎厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道安平町の追分ファーム 戦績16戦8勝(うち地方4戦3勝)総獲得賞金4億1037万6000円(地方含む)。

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2017年2月19日のニュース