【東京スポーツ杯2歳S】アグレアーブル切れ味抜群、岩田「楽しみ」

[ 2015年11月19日 15:04 ]

<東京スポーツ杯2歳S>岩田を背に追い切るアグレアーブル

 牝馬ながら牡馬相手の重賞挑戦を選択したアグレアーブル(斎藤)は、岩田が騎乗してWコースで最終追い。ナンヨーファミユ(2歳500万)を2秒以上後方から追走。コーナーで大きく外を回ったパートナーに対し、内をすくうように追いついて直線へ。ゴール前は切れ味を違いを見せ、悠々と3馬身先着した。

 3週連続で栗東から駆けつけて調教に騎乗した岩田は「また美浦の“彼女”に会いに来ました」と笑顔。「走りに余裕があって、仕上がりは問題なし。デビュー戦と比べて馬体、気持ちも含めマイナス要素は見当たらない。強い牡馬がそろったが能力的にヒケは取らないと思う。どんな内容のレースをしてくれるか楽しみ」と自信をのぞかせた。

 斎藤師は「(直線で)抜け出してから手前(軸脚)を何度も替えたり若さを見せたが動きは良かった」と評価。「体の幅が出たのに、締まるところは締まっている。まだまだ粗削りだが、ヌーヴォレコルトの同じ時期に比べても、スケール感はそん色ない」と期待は大きい。

 歴代の優勝馬に後のG1馬がズラリと名を連ねる出世レース。ここで牡馬をねじ伏せるようなら、とてつもない大物かもしれない。

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2015年11月19日のニュース