【マイルCS】アルビアーノ 春より自在にたくましく成長

[ 2015年11月19日 05:30 ]

CWコース単走で追い切るアルビアーノ

 栗東滞在で挑む関東馬アルビアーノは、モヤが立ち込めた時間帯に追い切った。目視できたのは直線だけ。ラスト強めに追われるとキビキビした脚さばきで駆け抜け1F11秒4をマークした。

 前日入りして見届けた木村師は「きのう(17日)の夕方に、馬場を見て(スタッフと)この辺から動かそうと話し合った。イメージ通りの調教ができたし状態は良好。3走目でもマイナスにいっている感じはない」と納得の表情。

 前哨戦のスワンSは先行策から一転、控える競馬で結果を出した。師は「デビューの時から逃げなきゃいけない馬だと思っていなかった。道中は折り合いを欠くことなく、リラックスして走っていた。直線を向いて伸び方を見た時は声が出たね」と笑顔で回顧。レース翌日に初めて栗東に入り。このレースを目標に滞在して調整。「最初の1週間は、なかなかどっしりできなかった。日ごとに馬自身が環境を受け入れ、今は変化に左右されることなくどっしり構えている」と適応力に目を細める。

 前哨戦から距離は1F延びるが、春のNHKマイルC(2着)で適性は証明済み。師も「距離に関して、自分の中で不安要素はない」と力を込めた。勝てば史上初の3歳牝馬V。今の充実度なら、偉業を成し遂げる可能性も十分ある。

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2015年11月19日のニュース