【マイルCS】フィエロ、俊敏に5馬身先着 藤原英師「今年こそ!」

[ 2015年11月19日 05:30 ]

フィエロ(左)は併せ馬で追い切られて先着

 フィエロは馬場開門と同時に登坂。先導役のサクセスグローリー(古馬1000万)を残り1Fからパスすると、みるみる引き離して5馬身先着。4F52秒2~1F12秒2の好タイムだ。手綱を取った鮫島良は「本気で追えば12秒を切ってました。ちょっと踏んだだけ。重い馬場であの動きですから」と涼しい顔。

 藤原英厩舎には「(調教で)鮫島良ジョッキーが“いい”と言い、こちらのつくり手と一致した時にはまず走る」(藤原英師)といった勝利の方程式がある。“鮫島良ジャッジ”に好調を確信した同師は「昨年は2着で悔しい思いをしたが、今年こそ!という気持ち。1つ年を取ったが、能力的にも身体的にもピーク」と胸を張った。

 さらに「これからミルコ(デムーロ)と、パフォーマンスを発揮できる作戦を立てる」と師。そのM・デムーロは初コンビだった前走のスワンSで能力を把握済み。掛かるか、掛からないかをテーマにした前走だったが「賢くて乗りやすい。ボクはまだ関西でG1を勝っていないから勝ちたい」とG1獲りの意欲を語った。3者のコメントには自信が見え隠れする。

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2015年11月19日のニュース