【日本ダービー】トーセンスターダム豪快11秒8!豊「申し分ない」

[ 2014年5月29日 05:30 ]

CWコースで武豊を背に追い切られたトーセンスターダム(右)

 皐月賞11着からの逆転Vへ、トーセンスターダムが万全の態勢を整えた。競馬の祭典「第81回ダービー」の追い切りが28日、東西トレセンで行われた。栗東ではトーセンスターダムが主戦・武豊を背にCWコースで3頭併せ。G1馬トーセンジョーダンを2馬身半突き放し豪快に先着。なお同レースの出走馬、枠順は29日に決定する。

【日本ダービー】

 1番人気キズナで挑んだ昨年のダービーから一転、今年の武豊は“伏兵”での参戦となる。ダービー連覇&通算6勝目を狙うパートナーは、皐月賞11着からの大逆転戴冠を狙うトーセンスターダム。28日に行われた最終追い切りでは、前走以上に躍動感を増した動きを披露した。

 朝一番で武豊を背にCWコースへ入った。追い切りはエアカミュゼ(3歳500万)、トーセンジョーダン(8歳オープン)、スターダムの順で2馬身ずつの等間隔を保ってスタート。折り合って進んだスターダムは最内に進路を取った直線で、持ち前の瞬発力がサク裂。武豊がいっぱいに手綱をしごくと瞬く間に2頭をかわし、6F82秒1~1F11秒8の好時計をマークして2馬身半、豪快に突き抜けた。

 デビューから4戦全てで手綱を取ってきた武豊は「先週ハードに追ったことで動きがシャキッとしてきた。最終追い切りとしては申し分ない、いい動き。状態の良さが伝わってきた」と声を弾ませた。“闘魂注入”と称しハードに追った21日の1週前追い切り(6F82秒6)から、さらなる上積みをその手で確かに感じ取っていた。

 3戦全勝で臨んだ前走・皐月賞は、3番人気に推されたものの11着。土煙が巻き上がるほど傷んだ中山の馬場が大きく影響した。「3コーナーすぎで急に手応えが悪くなった。それでも、向正面では今までで一番行きっぷりが良かった。馬場が敗因」と武豊は分析。決して力負けではないことを強調した。

 大逆転へのプラス材料を問われると、迷いなく「今の東京競馬場のキレイな芝、スターダムの潜在能力、そして敏腕トレーナー(池江師)」と3つの要素を挙げた。今回はたった1回の敗戦で人気を落とす形となりそうだが、武豊の愛馬への信頼は決して揺らいではいない。

 敏腕と評された池江師も思いは同じ。「東京コースは魅力的。ダービーで通用する力は持っている。あとはユタカ頼みです」ときっぱり。実は2人は物心ついた時から遊んでいたという同級生同士。巻き返しへ呼吸はピッタリだ。

 前走2桁着順からダービーでリベンジVを遂げた馬は過去に8頭。最近では09年ロジユニヴァースが皐月賞14着から大逆転を果たした。一点の曇りもない最高の仕上げ。その名の通り、スターダムへ一気に駆け上がっても何の不思議もない。

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