【日本ダービー】トゥザワールド 並ぶ間もなく3馬身突き放す!

[ 2014年5月29日 05:30 ]

川田を背にCWコースで追い切られたトゥザワールドは3馬身先着

 「第81回日本ダービー」の最終追い切りが28日、東西トレセンで行われた。皐月賞2着馬トゥザワールドは栗東CWで驚異の瞬発力を披露。リベンジに向け万全の態勢を整えた。

【日本ダービー】

 “並ぶ間もなく”という表現がぴったりの、すさまじい瞬発力だった。トゥザワールドの最終追いは1週前と同様、全兄トゥザグローリー(7歳オープン)を前に置いてのCWコース併走。2馬身後方で脚をためたまま直線に向き、内に進路を取ってからが圧巻だった。並んだと思った瞬間にグイッと抜け出すと、そのままグングン突き放して手応えに余裕を残しながらも3馬身先着。重賞5勝の偉大な兄トゥザグローリーがかすんで見える強烈なインパクトで、出来の良さをこれでもかというほどにアピールした。

 デビューから6戦全てで手綱を取り、トゥザワールドを知り尽くした川田が「皐月賞は弥生賞の疲れを気にしながら、軽めに軽めにという感じだったけど今回はそういう心配がありませんでしたからね。きょうも様子を見ながら動かしましたが、この馬本来の動きでしたよ」と仕上がりに太鼓判を押す。

 さらには、併せたトゥザグローリーに騎乗していた川合助手も「ラスト1Fでトゥザワールドが並び掛ける予定だったんですが、音がしなくて…。すると、音も立てずに一気に追い抜かれたんで驚きました。ラスト1Fの切れは本当に素晴らしいし、万全の状態だと思いますよ」と驚きの声を上げた。

 出来に不安がないとなれば、後は舞台設定が鍵になる。世代屈指のレースセンスを誇るだけに“小回り向き”との声もあるが、川田は「器用に、上手に走ってくれるタイプなので、2400メートルも左回りも何ら心配していません」と一笑に付す。

 自身は勝てばクラシック完全制覇。28歳7カ月での達成となれば、武豊の29歳2カ月を抜く最年少記録だ。「それだけ勝たせてもらっているというのは、ありがたいことです。ただ、この子には関係ないこと。この馬の力が出せるように乗ることが一番ですし、皐月賞以上のパフォーマンスができると信じています」

 パートナーへの絶大な信頼が力強い口調に表れた。史上11頭目となる皐月賞2着からのリベンジVははっきりと視界に入っている。

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