【日本ダービー】ワンアンドオンリー 橋口師“不満”13秒3

[ 2014年5月29日 05:30 ]

力強く走るワンアンドオンリー

 ワンアンドオンリーはサトノユニコーン(4歳500万)を先導役に、1馬身後ろから追走し同時入線フィニッシュ。坂路4F52秒2~1F13秒3の時計に橋口師は「テンが速くなって最後の1ハロンはかかってしまったな。(全体が)53秒台でラストは12秒後半を描いていただけに印象としては良くない。満足のいく追い切りではなかった」とすっきりしない表情。

 この日の坂路は朝一番のみに好タイムが続出。気温の上昇とともに途端にタイムがかかり出しており、ましてワンアンドオンリーの登坂時間はハロー(整地)が入る前の馬場が荒れた時間帯。そうした状況をくみ取れば、“隠れた好タイム”とも判断できるのだが…。「印象が良くない」と感想を述べ、無難に取り繕う言葉を選ばなかった。

 ダービー2着がこれまで実に4度という橋口師。2年後には定年を迎えるだけに「私も時間がなくなりましたからね。競馬人生の集大成だという気持ちでいます。悔いのないよう万全に仕上げていい結果をと願っています。手応えは十分に持っています」と最後は力強い言葉を残した。

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2014年5月29日のニュース