【有馬記念】1番人気に応えた オルフェーヴル4冠!ブエナ7着

[ 2011年12月25日 15:38 ]

第56回有馬記念を制したオルフェーヴル(9)、2着エイシンフラッシュ、3着トゥザグローリー(7)

 中央競馬のフィナーレを飾る「第56回有馬記念」(G1、2500メートル・芝)は25日、中山競馬第10Rで行われ、池添騎手騎乗の1番人気オルフェーヴル(牡3=栗東・池江厩舎、父ステイゴールド)が、直線で力強く抜け出して優勝した。勝ち時計は2分36秒0。2着にはエイシンフラッシュが追い込み、3着にはトゥザグローリーが入った。ラストランのブエナビスタは7着だった。

 スタートから前半は超スローペースでレースは進んだ。先行したのは、アーネストリー、ヴィクトワールピサ、トーセンジョーダン、ブエナビスタだった。中団にはヒルノダムール、ジャガーメイル、オルフェーヴルなどが続いた。

 2番人気のブエナビスタは3、4番手の内コースで抜け出すタイミングをはかる。1番人気のオルフェーヴルは1周目は最後方、2周目向こう正面からジワジワっと上位をうかがった。

 馬群はほぼ10馬身ほどに固まった状態で4コーナーから直線へ。先頭のアーネストリーは仕掛けて来る馬がいなかったことから、そのまま逃げ込みを図るべく単騎で必死の逃走。直線中ほどで、オルフェーヴルが馬場中ほどから池添騎手のムチで追い出されるとグンと伸びて抜け出し、グランプリ・レースを1着でゴールインした。

 池添騎手は有馬記念2勝目、オルフェーヴルは3歳牡馬の3冠に続いての有馬記念制覇で「4冠馬」となった。

 ◇オルフェーヴル 3歳牡馬、父ステイゴールド、母オリエンタルアート。北海道白老町の社台コーポレーション白老ファーム生産、馬主はサンデーレーシング。戦績は11戦7勝、重賞はことしの皐月賞、日本ダービー、菊花賞など6勝。獲得賞金は8億1897万8千円。

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