関西のホープ大山 名手より先に白星

[ 2010年10月8日 06:00 ]

交流騎乗で奮闘する兵庫所属の大山

 【地方競馬です!!】秋のTCKは、おなじみの南関ジョッキーに交流騎乗で参戦の3人が加わり激戦が繰り広げられている。9月13日から4000勝間近の名手・鮫島克也(47=佐賀)、今開催は海外からアラン・ムンロ(43=英国)も初登場。今年度新設された若手騎手枠で騎乗中の大山真吾(26=兵庫)は「一緒に乗ることなんてそうそうないので、いい機会かな…と思っています」。プラス思考で笑顔を見せた。

 03年秋にデビューし、04年には兵庫50勝でトップテン入り。05年98勝(4位)、06年はレースと調教中のケガで63勝も、07年から3年連続で100勝以上を挙げている関西のホープだ。「他場で乗ってみたい、勉強したい」との思いで遠征。9月13日から6日まで24戦未勝利だったが、7日の大井5R・エカリーナで積極的に攻めて快勝した。期間中所属厩舎の山藤師は「鮫島もムンロもまだ勝ってなかったので、真吾を勝たせることができて良かったよ。これで周りも“追える”と分かってくれればいいね」と目を細めた。
 今年、地元兵庫では61勝を挙げているが、なかなか納得できる騎乗はできていないという。「まずはどんな馬でも一生懸命乗ること。ひとつでも大きくなって帰りたい」と大山。南関騎乗は11月12日まで。今後の騎乗にも注目だ。(池田 裕文)

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2010年10月8日のニュース