【10日京都5R新馬戦】“THE・坂口大馬”が登場

[ 2010年10月8日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=7日】調教真っただ中の午前7時。そんな中でも長々と取材を受けてくれる人物は、競馬担当に移ったばかりで悪戦苦闘中の岡崎にとって“神様”にも思えた。

 「前は相撲担当?いろいろ大変だろうね」。通算G1・9勝の坂口大師。この名伯楽が今週、デビューさせるのがサイキョウイシヤマだ。父マヤノトップガン、半姉は99年のクラシックを沸かせたゴッドインチーフ。ともに厩舎の屋台骨を支えてきた。「当然思い入れは強い。トップガンの子は素直だしレースで良さが出ることに期待だね」
 定年が来年2月で、新馬はこの世代が最後。「トップガンとキングヘイローの子で最後を締めたい」と2歳馬の大半を2頭の産駒で埋めた。コーヒーが入ったマグカップには「MAYANO TOP GUN」の文字。「引退したときからずっと使ってるよ」。柔和な笑みに管理馬への深い愛情がにじんでいた。

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2010年10月8日のニュース