【ヴィクトリアM】ブエナ、追い切り翌日“悠然”

[ 2010年5月14日 06:00 ]

坂路をキャンターで駆け上がったブエナビスタ

 追い切り翌日の13日、ブエナビスタは坂路コースに入って調整。4Fを64秒4でラスト1Fは15秒3。15―15(1F15秒ペースのキャンター)のラップをきっちり守って軽快に坂を駆け上がった。「いつもの追い切り翌日と同じ。リラックスしていい雰囲気や」と松田博師は余裕の受け答えだ。最終追いでは併せた3歳1勝クラスの馬相手にムチが入って併入。格下馬に食い下がられる形になったが「この馬は普段から変わらないことが一番いい。G1だからといって特別なことをすることもない」と悠然と話した。

 先行勢がガンガン飛ばした先週のNHKマイルCは1分31秒4の日本レコード決着となったが、師は「今週はそれほど速い流れにはならないはず。メンバー的にスローまで考えられる」と長い直線での追い比べと見ている。マイル戦はこれまで4戦4勝を誇り、瞬発力勝負は望むところだ。「気にしていないので、よその馬のことはよく分からない。乗り方はジョッキーが考えることなので指示は全く出さない。ただ、あまり前の位置で競馬をすることはないと思うよ」と横山典にすべて託す構えだ。

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2010年5月14日のニュース