石原良純 「黒部の太陽」実写化の裏に父・慎太郎さんの存在「自分がコケにされたんだと…」

[ 2024年5月3日 20:39 ]

石原良純
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 タレントで気象予報士の石原良純(62)が、3日放送のテレビ朝日系「良純と○○の会」(後7・58)に出演し、父で元東京都知事、叔父で昭和の銀幕スターだった故・石原裕次郎さん(享年52)の代表作にまつわるエピソードを語った。

 裕次郎さんは29歳で日活から独立。最初に製作された作品が、68年公開の映画「黒部の太陽」だった。大自然の猛威と戦いながら、トンネル掘削工事を進め、黒部ダムと発電所を建設する男たちの命懸けの物語。裕次郎さんは資産を投げうって製作した。

 裕次郎さんと、東宝を出て独立した三船敏郎さんという、豪華スターの共演は大きな話題になった。ところが、当時は専属契約していた会社の映画にのみ出演するのが当たり前の時代。2人の共演は業界に大きなハレーションを起こした。ついには、映画界を仕切っていた東宝、東映、松竹、日活、大映の5社による五社協定により、同作の上映をボイコットすると通達されたという。

 そんな理不尽な状況に立ち上がったのが、裕次郎さんの兄で良純の父でもある作家・石原慎太郎さんだった。映画会社の重役たちに直談判。良純は「自分だと思ってたと思うよ。手を貸すというか、自分が悔しいというか、自分がコケにされたんだと思う。弟のためとかいうんじゃなくて」と回想した。

 慎太郎さんの熱意が実り、各社はボイコットをやめ、2人の共演を認めたという。作品は大ヒット。裕次郎さんにとっては代表作の一つとなった。

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