「どうする家康」最終回 ネット再注目「秀頼の実父は?」大野修理も壮絶最期…茶々が介錯「斬新」

[ 2023年12月23日 14:05 ]

大河ドラマ「どうする家康」最終回(第48話)。大坂城が燃え盛る中、茶々(北川景子)は大野治長(修理)(玉山鉄二)を介錯し…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月17日、15分拡大で最終回(第48話)が放送され、完結した。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛けた大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描いた。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 最終回は「神の君へ」。徳川家康(松本潤)は豊臣との決戦に踏み切り、乱世を終える覚悟で自ら前線に立った。真田信繁(日向亘)らは家康の首をめがけて攻め込む。徳川優勢の中、千姫(原菜乃華)は茶々(北川景子)と豊臣秀頼(作間龍斗)の助命を訴えたものの、家康が下した決断は非情だった。翌年、江戸は活気に満ちあふれ、僧・南光坊天海(小栗旬)は家康の偉業を称え、乳母・福(のちの春日局)(寺島しのぶ)は竹千代(のちの徳川家光)に“神の君”の逸話を語る。そんな中、家康は突然の病に倒れ…という展開。

 徳川VS豊臣の最終決戦「大坂夏の陣」(慶長20年、1615年)、翌年(元和2年、1616年)の徳川家康の臨終が描かれた。

 燃え盛る大坂城。母の眼前、秀頼が自刃。「母上、我が首をもって、生きてくだされ」。大野治長(修理)(玉山鉄二)は絶叫し、介錯した。茶々は愛息の血を浴び「見事であった」――。

 家臣たちも続く。治長は「徳川は汚名を残し、豊臣は人々の心に生き続ける!」と自刃。茶々が刀を突き刺し、介錯。治長は茶々に寄り掛かり、事切れた。

 最後に残ったのは茶々。

 「日ノ本か。つまらぬ国になるであろう。正々堂々と戦うこともせず、万事長きものに巻かれ、人目ばかりを気にし、陰でのみ妬み、あざける。優しくて、卑屈なか弱き者たちの国に。己の夢と野心のために、形振(なりふり)構わず力のみを信じて戦い抜く!かつて、この国の荒れ野を駆け巡った者たちは、もう現れまい。茶々は、ようやりました」

 瀬名(有村架純)のように自ら首を斬り、織田信長(岡田准一)のように炎に包まれた。

 茶々には治長と密通の噂があり、秀頼の実父も治長説がある。第38話(10月8日)放送後の次回予告、茶々の「秀頼は、あなたの子だとお思い?」にインターネット上は騒然となった。

 今回もSNS上には「秀頼の介錯を修理が、修理の介錯を茶々が行うというのは斬新」「あの最期、やはり秀頼の実父は大野治長説に立って描いていると思う」「もしや茶々様に想いを…と思える最期」「修理の最期、茶々との距離の近さに『え?やっぱり、そういうことなの?』となったのは自分だけじゃあるまい』」「密通の俗説がなくても、茶々(乳母は治長の母・大蔵卿局)と修理は物心つく前からの幼馴染だからね」「豊臣の最期はたいてい燃える大坂城の光景でお察しくださいの雰囲気で終わるから、ここまで生々しくガッツリ描写したのは意欲的。炎の中の大野さんのこれほどカッコいい出番は史上初レベル?」「令和の世に受け継がれし、茶々殿の遺言に刮目せよ」などの声が上がった。

 総集編(4章構成)は今月29日(後1・05~5・49)に放送される。

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