「どうする家康」親友激突! 松潤家康VS七之助三成「神様がくれた巡り合わせ」 関ケ原カウントダウン

[ 2023年10月31日 05:00 ]

NHK大河ドラマ「どうする家康」で石田三成を演じる中村七之助と、徳川家康役の松本潤
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 歌舞伎俳優の中村七之助(40)が、放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)で石田三成を演じている。徳川家康役の松本潤(40)とは高校の同級生で親友。2人が演技の仕事を共にするのは今回が初めてで、いよいよ始まる「関ケ原の戦い」を前に「神様がくれた巡り合わせ」と共演を喜んだ。

 思い出すのは24年前の1999年。当時七之助は大河ドラマ「元禄繚乱」に出演中で、高校からNHKに通う日々を送っていた。その時、まだジャニーズJr.だった松本も収録で同局に行く日があり「ちょうど高校の前のバス停から一緒にNHKに行っていた。それから時がたち、彼が大河の主役をやって僕が相手役。物凄い巡り合わせ」と青春時代に思いをはせた。

 今作で描かれる2人の関係は複雑だ。共に天下太平を夢見て尊敬し合う間柄だが、豊臣秀吉への忠義を巡って2人の心はすれ違う。29日放送の第41話では三成が挙兵を決心。関ケ原の戦いへのカウントダウンが始まった。

 そんな心情変化を演じる中で鍵になったのが、12年に亡くなった父・中村勘三郎さんの存在だ。七之助は「松本も父を尊敬してくれていた。それを秀吉、家康、三成の関係に重ね松本が父の思いを裏切ったらと想像してみると、三成の気持ちがよく分かった」。その想像が役作りにつながった。

 撮影が進むにつれて松本との緊迫のシーンが増えるが「カットがかかれば友人同士。たわいもない話をしています」と楽しんでいる様子。「でも現場に入れば2人ともスイッチが入り、憎しみを込めたまなざしを彼に向けています」と語る。

 今作の前半、家康は優柔不断な人物として描かれてきた。ただ、実際の松本を知っている七之助は「あれは真逆ですよ」と断言。「“どうする?”なんて思っていなかった。“どうしてやろうか”といつもギラギラしていましたね」。そう語る言葉の端々には思い出を懐かしむ少年の心も見え隠れした。

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