「KNOCK　OUT　MONKEY」活動休止　ボーカル「精神的疾患」休養　21年ジャニーズ編曲も担当

KNOCK　OUT　MONKEY公式インスタグラム（＠kom_official1002）から

　4人組ロックバンド「KNOCK　OUT　MONKEY」の公式X（旧ツイッター）が18日までに更新され、10月以降、当面の間活動休止することを発表した。

　書面を投稿し、所属するB　ZONE名義とチーム一同の名義で「メンバー、スタッフと今後の方針について話し合いを重ねた結果、　KNOCK　OUT　MONKEY　は2023年10月より当面の間、活動を休止することと致しました。この結論に至ったことに伴い、10月1日に開催を予定しておりました『KNOCK　OUT　MONKEY　メジャーデビュー10周年ワンマン』は、大変申し訳ございませんが、中止とさせて頂きます。関係者の皆様、そして、楽しみにされていたファンの皆様には、ご心配及びご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。現在、10月までに決まっているイベント・ライブへは出演する方向です」とした。

　また、ボーカル・ギターのw-shunも書面で報告。「突然の発表で申し訳ないです。今回少しばかりバンドとしてのお休みをもらう事になりました。理由としては、自分の精神的疾患が見つかりこのまま続けるといよいよ本当に立てなくなってくるとの診断だったからです。時期や病状等詳細について言及はしませんが、心のキャパを少しばかり超え、それを見て見ぬふりをしていたせいで自分自身に気付けず、異変に気付いてくれた仲間からの連絡で通院する事を決めました」と自身の不調を告白。

　「そこで少し休んだ方が良いとの診断でしたが10月1日のワンマン、その後のバンドスケジュールを控えていた事もあり、バンド自体当初は止める気はありませんでした。しかし、病院の先生と相談し、今以上のプレッシャーやストレスを心に与えるのは今後の自分の為にも良くなく、家族、メンバー、仲間、ファンの事を思うならば今は精力的な活動を多少セーブしてでも心の療養に努めた方が良いとの答えに至ったので、今まで意固地に活動は止めてこなかったのですが、これからの為にも今回は少しだけお休みをいただこうと思います」と休養に入ることを明かした。

　「10月1日のチキンジョージのワンマンを楽しみにしてくれたファンの皆には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、現状入院する等の深刻な症状でもないので、少し落ち着いてきたらまた弾　き語りでも、ライブハウスにフラッと飲みに行くでも始めて皆の所へ乾杯しに行きたいと思います。まだいつ頃から本格的にバンドを再開していく等の約束も出来ず、ご迷惑とご心配だけをおかけする形にはなりますが、ビルドアップして帰ってくる事だけは約束して、9月24日までの決まっているライブを今まで通り自分へのご褒美として楽しみにして来てもらえれば嬉しいです。決まっているライブに関して僕はいつも通り死ぬ気でやります」と宣言。

　「余計な気遣いや心配は無用、笑って汗かいて死ぬ気でかかってきなさい。そしたらきっと大丈夫。それ位じゃ人間は死なね～し、死ななきゃ何でも出来るから。光射す方へ。同時に皆への多大なる感謝を」と結んだ。

　KNOCK　OUT　MONKEYは2001年に結成。メンバーチェンジを経て2009年に現体制となり、2011年にDragon　Ashのライブオープニングアクトを務めるなどして注目を集め、2013年にメジャーデビュー。2014年には「Greed」がアニメ「名探偵コナン」のオープニングテーマ、2019年には「BRAVE　OUT」がアニメ「モンスターストライク」“ルシファーウェディングゲーム”の主題歌に採用されるなど多数のタイアップ実績を持つ。また、2021年には、ジャニーズWESTのアルバム「rainboW」特典CDに収録された神山智洋が歌う「KNOCK　OUT」の編曲を担当した。