任天堂のキャラデザで知られる人気イラストレーター、海賊版利用発言を謝罪「自覚が足りていなかった」

イラストレーター・Mika　Pikazo氏ツイッター（@MikaPikaZo）から

　任天堂の人気RPG「ファイアーエムブレム　エンゲージ」でキャラクターデザインを務めた人気イラストレーター・Mika Pikazo氏が13日、自身のツイッターを更新。過去に投稿した海賊版を肯定する発言が問題となっていることに対し、謝罪した。

　Mika Pikazo氏は鮮やかな作風で人気を博し、多くのライトノベルのイラストを手掛けるほか、任天堂「ファイアーエムブレム　エンゲージ」、カゴメ株式会社の食品擬人化プロジェクト「ナポリたん」・「ミート総帥」のキャラクターデザインやアニメ「新サクラ大戦」、Vチューバーなどのデザインを担当している。

　Mika Pikazo氏を巡っては、過去ブラジルに滞在していた際に「ちなみにわざわざ海賊版のDVDなんか買わなくてもネット探せばフリーでほぼゲット出来るからな…もうCD、DVD系はお金持ちの人しか買わないよね…」「日本語の海賊版ダウンロードしてしまった。違法だがブラジルではごく当たり前なこと」と、非合法なコンテンツを利用していたことを投稿していた。

　これらの発言が物議をかもし、この日「この度、自分の過去の行為と発言に関して、皆様にご説明とお詫びをしなければならないことがあります　過去、自分が海賊版を利用したことがあるのは事実です。また、海賊版の利用を自らツイッターで発言しておりました」と、謝罪文をSNSに投稿。

　これらの投稿に関し、現在は削除済みだと説明し、「海外生活の中で環境に流されてしまい、自分の中で著作権に対する認識が甘くなっていました」と説明。「自分も一人の制作者でありながら、自覚がまったく足りておらず、他の著作者の権利を侵害してしまう、決してやってはならない行為だということに、当時の自分は思い至ることができていませんでした」と猛省した。

　「今になって思い返して、改めて深く反省しています　また、このような自分の行為で、いつも応援してくださる方々や、多くの取引先の方々にご心配とご迷惑をおかけしてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と重ねて謝罪。取引先に関しては「今回のことに関して、ご説明とお詫びのご連絡をさせていただく予定です」とした。