“シルエット”60年前にも…滝沢秀明氏の演出法、実はジャニーさん譲り

[ 2023年7月9日 17:00 ]

2人が椅子に座るシルエット(TOBEの公式YouTubeチャンネルから)
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 元ジャニーズ事務所副社長で、新事務所「TOBE」を立ち上げた滝沢秀明氏の演出法が話題だ。

 元King&Princeの平野紫耀と神宮寺勇太の合流発表前日、2人が椅子に座るシルエットが映し出される予告映像が流された。これが2人の合流を“におわせ”ているのではと推測が広がり、その後の発表に大きな注目が集まった。

 実はこの手法は、ジャニー喜多川さんの“第1号演出”とよく似ていた。ジャニーさんが最初に手掛けたグループ「ジャニーズ」が、デビュー前に日本テレビ「ホイホイ・ミュージック・スクール」にレギュラー出演した時のこと。最初の1カ月はバックダンサーとしての出演だったが、シルエットのみの登場。それが逆に視聴者の関心を呼び、満を持してお披露目されると一気に人気に火が付いた。

 サプライズや“におわせ”はジャニーさんが好んで使った演出法。特にシルエット演出は快心の出来だったようで、晩年になってからも担当記者らに「テレビ局の人には“顔を見せないでどうするんだ”って怒られたんだけど、押し切ったんですよ」と嬉しそうに話していた。

 今回、ジャニーさんが生前最後にデビューさせた元キンプリの2人の合流発表に際して、この手法を採用した滝沢氏。テレビ局関係者は「ジャニーさんに近かった人なら誰もが思い当たる節がある演出。滝沢氏としては、ジャニーさんの後継者は自分だというアピールの意味もあったのかもしれない」と語る。

 平野と神宮寺の事務所退所からわずか1カ月半で合流発表に踏み切るなど、古巣に対してアグレッシブな姿勢をみせる滝沢氏。プロレス好きで知られ、ジャニーズ時代の2020年にSixTONESとSnow Manを同時デビューさせて競わせるなど“闘争好き”な一面は昔からあった。次の一手が注目される。

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