「どうする家康」松本潤“たぬきオヤジ”は「ずいぶん先」親友・小栗旬との縁&先輩・岡田准一の支えに感謝

[ 2023年1月2日 00:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」で徳川家康役を演じる松本潤(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)に主演する嵐の松本潤(39)が、8日の放送開始を前に抱負を語った。大河出演は初めて。「小栗旬くんの『鎌倉殿の13人』に負けず劣らず、楽しんでいただけたら」と、前作に主演した親友、小栗旬(40)を引き合いに出してアピールした。

 小国・三河に生まれた徳川家康が、名だたる戦国武将にもまれながら生き抜き、やがて天下人になる。松本はその生涯を演じる。「いわゆる“たぬきオヤジ”になるのはずいぶん先。まずは少年、青年期をしっかり演じてそこから積み上げたい」と力を込める。

 小栗とは2005年のTBSドラマ「花より男子」で共演。以来公私で親しくしている。「友人が自分の前に大河をやっていて、受け継ぐのも不思議な縁」と、今作には特別な思いがある様子。「よく話はしていて、アドバイスをもらうというより、互いの近況を伝え合うような感じです」と明かした。

 それでも大河主演は、数少ない俳優しか経験できない貴重な立場。「大河の主演という立ち位置じゃないと伝わらない話もある。そういうのを気にせず話せる相手がいるのも面白い」と“縁”に感謝している。

 「花より男子」で松本の姉を演じた松嶋菜々子(49)とも今作で共演する。松嶋は家康の母・於大(おだい)の方。関係性は姉から母へと変わるが「不思議なもので、親子でも成立しちゃう感じ。史実でもあまり年が離れていないですし、菜々子さん特有の空気感で、母上というよりも、もっと身近で親しい関係をつくれている」とした。

 家康が単独で主人公の大河ドラマは、滝田栄(72)が主演した1983年の「徳川家康」以来、40年ぶり。北大路欣也(79)や寺尾聰(75)ら、名だたる俳優たちが家康を演じてきた。「もちろん作品は見ますが、演技の参考にするというのはありません。今作だからこそ描ける家康を目指したい」と意気込んでいる。

 事務所の先輩の岡田准一(42)も織田信長役で出演する。「信長を演じてもらっているからこそ感じるプレッシャーもありつつ、先輩としてフォローもしてくれている。支えになっているし刺激にもなっている」。令和版の家康がいよいよ天下取りへと歩みを進める。

 ◇どうする家康 62作目の大河ドラマ。今川義元(野村萬斎)の人質だった徳川家康が、弱小国の主として生きる運命を受け入れ、家臣団とともに乱世の困難を切り抜けていく。戦国時代のつわものたちに振り回されながらも大成し、やがて天下人となる。脚本はフジテレビ「リーガル・ハイ」などを手がけた古沢良太氏。

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2023年1月2日のニュース