桜多吾作さん死去 74歳 「釣りバカ大将」などの代表作 業界では“大物釣り師”として知られる

[ 2023年1月2日 12:26 ]

桜多吾作さん(2006年12月30日撮影)
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 釣り漫画「釣りバカ大将」や、「マジンガーZ」シリーズのコミカライズなどで釣られる漫画家・桜多吾作(おうた・ごさく、本名太田順一=おおた・じゅんいち)さんが昨年12月12日、群馬県内の病院で亡くなっていたことがわかった。74歳。山形県上山市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 家族によると、桜多さんは同県内にある療養先の施設で11月末にコロナ感染がわかり救急搬送。肺炎を発症し帰らぬ人となった。

 石ノ森章太郎のアシスタントを経て、1969年(昭44)、少女漫画「ボーイフレンドやーい!」(山上純一郎名義)でデビュー。1970年代に漫画やアニメで人気を博した「マジンガーZ」は永井豪原作版が有名だが、それとは異なった世界観で描いた「桜多吾作」版も存在。一部ファンの間では伝説の作品として評価が高かった。

 趣味は釣り。磯釣りから始めてルアーでキハダマグロなど狙い、業界では“大物釣り師”として知られた。1981年(昭56)から2019年(令1)までスポニチ釣り面で、釣りのテクニック、釣魚の食べ方、釣り宿紹介などを漫画と軽妙洒脱な文章で連載し、人気を博した。
 

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