SEKAI NO OWARI 4年ぶり紅白出場 初の紅組で「クセ強ダンス」シェアへ

[ 2022年11月15日 05:00 ]

紅組として4年ぶりの紅白出場が判明した4人組バンド「SEKAI NO OWARI」(左から)DJ LOVE、Fukase、Saori、Nakajin
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 人気バンド「SEKAI NO OWARI」が大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」(後7・20)に4年ぶりに返り咲き、初めて紅組で出場することが14日、分かった。メンバー4人のうち女性が1人いるためで、ジェンダーレスを掲げる最近の紅白を象徴するような演出が予定されているという。

 セカオワは14~18年に出場し今回で6回目。6月発表の「Habit」がサブスクリプション(定額聴き放題)、ミュージックビデオともに再生回数がヒットの基準と言われる1億回を優に超える大ヒット。NHK関係者は「今年の紅白はセカオワ抜きには語れない。演出面でも協力頂こうと早々にオファーした」と明かした。3つの選考基準である(1)今年の活躍、(2)世論の支持、(3)番組の企画・演出を「どれも満たす」としている。

 「Habit」が話題になっている大きな要因は、ミュージックビデオでメンバーが披露しているダンスだ。両手で膝を押さえてぐるぐる回すなど、コミカルでインパクトのある踊りが「クセ強ダンス」と呼ばれ、人気ユーチューバーのHIKAKIN(33)ら、マネをする人が続出。模倣動画が映像共有サービス「TikTok」に次々と投稿され、TikTokでの総再生回数は、ヒット基準の20倍となる20億回を超えている。今年最もよく聴かれ、よく使われた一曲となった。

 これまでもAAAら白、紅組で出演した例はある。そして今年のテーマは「LOVE&PEACE―みんなでシェア!―」。紅組で出場するからこその演出が練られており、NHK関係者は「テーマを体現するようなステージを考えている」と話している。

 今年も昨年に続いて司会者を白、紅組で分けておらず、ジェンダーレス紅白となる。セカオワのステージでは男女の出場者が交じって「クセ強ダンス」を披露するなど、パフォーマンスを“シェア”するような演出が予想され、今回の大きな目玉となりそうだ。

 ≪過去の「紅」「白」出場≫ ☆和田アキ子 70~15年の間に39回出場し、05年だけ白組。男女3人組ユニット「m―flo」と共演曲「HEY!」を歌唱。

 ☆AAA 10~16年に7年連続出場し、白組が5回、紅組が2回。当時は男性5人、女性2人のユニットだった。

 ☆YOSHIKI 18年に史上初めて紅、白組に同時出場。「L’Arc―en―Ciel」のHYDEとのユニットで白組、英歌手サラ・ブライトマンとともに紅組で出演。X JAPANでは91~17年に白組で8回出場し、92、16年には「紅」を披露。

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2022年11月15日のニュース