幾田りら、サッカーW杯フジテーマ曲担当 自身で作詞作曲「JUMP」

[ 2022年10月13日 05:00 ]

サッカーW杯カタール大会のフジテレビのテーマソングを歌う幾田りら 
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 男女ユニット「YOASOBI」のikuraとしても活動するシンガー・ソングライターの幾田りら(22)が、サッカーW杯カタール大会(11月20日開幕)のフジテレビのテーマソングを担当することになった。

 自身で作詞作曲し、大会を盛り上げようと書き下ろした新曲「JUMP」。スポーツ関連のテーマソングを手掛けるのは初めて。同局は日本代表の第3戦となるスペイン戦など計10試合の生放送を予定しており、同曲は12月18日までの大会期間中、サッカーの関連番組でも流される。

 疾走感あふれるアップテンポなナンバー。♪乱れてる鼓動はまるで 魔物のようだ 言うこと聞いてくれどうか…と歌い出し、キックオフ前の高揚感を描いている。幾田は「一回一回が命懸けの戦いの中で、たくさんの期待を背負って突き進んでいくその姿を、私自身が一度きりの本番に挑むときの心境と重ねて書いていきました」と振り返り、突き抜けるようなハイトーンボイスで歌い上げた。

 曲中には、サッカーの応援らしく「WOW WOW WOW…」と観客が一緒になって歌えるパートも設けた。レコーディングではその部分を幾田が所属するセッションユニット「ぷらそにか」のメンバー14人が声を重ねた。発売日未定。

 同局がサッカーW杯のテーマソングに歌劇「アイーダ」の「凱旋行進曲」以外の歌を起用するのは、06年ドイツ大会の「STARTLiNE」(矢井田瞳)、18年ロシア大会の「カタルシスト」(RADWIMPS)に続く3度目。幾田は「選手の皆さんやサポーターの皆さんが口ずさみ、双方をつなぐ架け橋のような歌になっていただけたらうれしいです」と呼びかけている。他局ではこれまで、NHKがKing Gnu、テレビ朝日とABEMAがLiSA(35)のテーマソング起用を発表している。

 ◇幾田 りら(いくた・りら)2000年(平12)9月25日生まれ、東京都出身の22歳。17年に「ぷらそにか」に加入。ikura名義でAyaseと結成した「YOASOBI」では19年12月に配信リリースした「夜に駆ける」が大ヒットし、20年にNHK紅白歌合戦に初出場。幾田名義の「レンズ」は今年4~6月放送のTBSドラマ「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」の主題歌に起用された。

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2022年10月13日のニュース