葛城ユキさん 荼毘に 親族、石井明美ら友人が見届け

[ 2022年6月29日 12:20 ]

今年5月17日、ジョイントコンサート「夢スター 春・秋」でステージ復帰を果たした葛城ユキさん
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 腹膜がんのため、27日に73歳で死去した歌手の葛城ユキ(かつらぎ・ゆき、本名・田中小夜子=たなか・さよこ)さんが29日午前10時、東京都大田区「臨海斎場」で荼毘(だび)に付された。

 親族のほか「ヒデとロザンナ」のロザンナ、桑江知子、石井明美、保科有里、「フィンガー5」のアキラ(晃)ら、十数人が参列した。今後、遺骨は岡山にある実家の墓に入る予定。

 葛城さんは独特のハスキーボイス、パワフルなシャウトなど聞く者を魅了する歌声で活躍。「ボヘミアン」のヒット曲などで知られ、女性ロックシンガーの先頭を走ってきた。

 昨年4月末にがんと診断され「何もしなければ余命1カ月」と宣告された。その直後に東京・日比谷野外大音楽堂で行われた「NAONのYAON」を入院前最後のステージとし、約1年1カ月の闘病生活を送った。抗がん剤治療でがんを小さくしてから患部の摘出手術を行ったが、先月17日のステージ復帰の時はすでに手の施しようのない状態。「生涯歌いたい」という本人の強い希望で実現した一幕だった。

 「NAONのYAON」で共演した女性バンド「SHOW―YA」の寺田恵子、相川七瀬ら女性シンガーをはじめ、多くの人が追悼のコメントを出している。

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2022年6月29日のニュース