高橋みなみ 町立病院職員“アイドル代”などで1・5億円着服に「使い切るのは不可能」八代英輝氏は…

[ 2022年6月22日 17:39 ]

高橋みなみ
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 タレントの高橋みなみ(31)が22日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。三重県南伊勢町で町立病院の男性職員(38)が約1億5000万円を着服していた件について言及した。

 南伊勢町によると、職員は上下水道課の会計担当だった2017~18年度、架空の工事を発注したように装う手口で計約500万円を、病院の会計担当だった19年以降は診療費を着服したり病院の口座から無断で出金したりして、計約1億5000万円を横領した。病院では職員が1人で会計業務を担当し、月に1度の監査の前に決算書のデータを改ざんしていたとみられる。上下水道課でもこの職員が1人で会計を担当していた。

 着服した職員は「インターネットゲームの課金、アイドルのグッズやコンサートに使った」と説明しているという。

 番組ではアイドルのコンサートにかかる費用として、メジャーデビューしていた場合、チケット代は8、9000円、CD代で2000円、グッズ代が高額でも8000円と紹介し平均4、50万円とした。月に2回行ったとしても100万円前後で、年間1200万円、3年だと3600万円となる。

 高橋は「アイドルだったのでシステムはいろいろ分かってますが、この2、3年間コロナ禍ということもあってイベントやコンサートもだいぶ激減していた。この金額を使い切るのは不可能だと思います」と1億5000万円を“アイドル代”にすべて使うには無理があるとした。

 アイドルのネット配信で「投げ銭」というシステムがあることも番組で紹介。ただ、弁護士の八代英輝氏は「横領者の心理として横領した現金を預金口座に入れるのは考えにくい。投げ銭とかのアイドル応援は一度、口座に入れて電子マネーにする。かなりリスクを伴う」と指摘した。

 そして「こういうった犯行を犯した人は当初、主に自分が使ったことしか言わない。それ以外のものについては現金でどこかに隠している、隠匿されている可能性がある」と語った。

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2022年6月22日のニュース