女子ビーチバレー期待の新星!松本姉妹 競技歴わずか4年で国内トップクラスに急成長した秘密に迫る

[ 2022年5月21日 10:00 ]

21日放送の「バース・デイ」は女子ビーチバレーの新星として期待される松本姉妹に密着する(C)TBS
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 21日放送のTBS「バース・デイ」は、女子ビーチバレー期待の新星の松本恋(24)、穏(22)姉妹に密着し、競技歴わずか4年で国内トップクラスまでに成長した秘密に迫る。

 昨年の東京五輪で3大会ぶりに出場も決勝トーナメント進出決定戦で敗れ、世界の壁に阻まれた。だが、五輪後に日本に期待の新星が現れた。それはビーチバレー歴わずか4年で国内トップクラスに駆け上がった松本姉妹だった。昨年、国内トップツアーにスポット参戦し優勝。さらに今年の国際大会で準優勝を飾り、今季から国内トップツアーのレギュラー参戦が決まった。

 2人は愛知県・犬山市で生活し、練習拠点は海岸ではなく山の中だった。雑木林に囲まれたエリアに父・健一さんが作った姉妹専用のビーチバレーコートがある。高校まで愛知県の名門バレー部で活躍していた2人だが、卒業後に五輪を目指すためにビーチバレーに転向。娘たちの決断に父は借金をして山の荒地を購入し、2年かけてコートを完成させた。

 2人のコーチは父が務めているが、バレー経験はない。そのため、父は指導をする際にバレー以外のスポーツの動きなどで例えて伝える。さらに練習方法も独特で、両親参加のゲーム形式では2人を別々のチームにして対戦する。通常ならコンビネーションを磨くためにペアを“解消”することはしない。それは互いのクセや弱点を見つけるために、あえて対戦相手として練習に取り組む。

 さらにサインプレーもほかのペアとは異なる。穏は「1番2番3番とか適当に番号を付けると覚えられちゃうので、スラムダンクの湘北メンバーの背番号とか、NARUTOとか。全然いくらでも変えられるので“何個トスあるの?”って言われて、そう考えさせられるのも一応布石」と、相手を惑わす作戦としても使っていることを明かした。

 世界を目指す上でバレー未経験の父ではなく、経験者の指導者をつける選択肢もあったが「世界を目指すんだったらお父さんの指導で良い」と穏が語れば、恋も「生まれた時から見ていて、何もかもわかっている。そういう面でめちゃめちゃ頼りにしてる」と信頼を寄せている。

 今年から国内トップツアーにフル参戦し、活躍次第ではパリ五輪への挑戦も可能となる松本姉妹。開幕戦の2試合目に過去8試合で一度も勝ったことがない第5シードの坂本・沢目ペアと対戦することが決まっており、格上と対戦する際の秘策も用意。それは前後のポジションをチェンジして意表を突くこと。果たして難敵相手に秘策は通用したのか。そして開幕戦の結果はいかに。

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2022年5月21日のニュース