「ちむどんどん」雄大な自然美、古民家 細部にこだわり詰まった沖縄の風景描写

[ 2022年4月15日 06:00 ]

NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインの比嘉暢子らが暮らす沖縄古民家
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 11日にスタートしたNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00)は沖縄の過去50年間が描かれる。黒島結菜(25)演じるヒロイン比嘉暢子が、1972年の沖縄返還とともに上京し料理人を目指す物語。東京制作の朝ドラで舞台が沖縄となるのは01年前期「ちゅらさん」以来で、制作統括の小林大児氏も同作に関わっていた。「沖縄を描く時、どんな表現がどう視聴者に受け止められるのか。当時の前例を踏み台にして作っていけるのでノウハウが蓄積されている」と自信をのぞかせる。

 沖縄の雄大な自然美も作品の魅力。「皆さんが期待する沖縄の風景と、昔の沖縄に確かに存在していた風景。その2つをうまく融合させている」。比嘉家が住む家は、沖縄に実在する古民家を借りて撮影するなど細部にもこだわりが詰まっている。「撮影スタッフが車から降りて、足を濡らしながら歩いて到達する場所にあります」と苦笑い。汗や泥にまみれながら妥協なく作り上げた物語がいよいよ動き出した。(この項終わり)

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2022年4月15日のニュース