山崎育三郎「今でいうヤングケアラー」 17歳で祖父母の介護経験「何で自分が、と思ったことも」

[ 2022年4月15日 19:29 ]

俳優で歌手の山崎育三郎
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 俳優で歌手の山崎育三郎(36)が14日放送のNHK「SONGS」(木曜後10・00)にゲスト出演し、高校、大学時代に祖父母を介護した経験を振り返った。

 山崎は高校2年生だった2002年に1年間の米国留学を経験。しかし留学中に両親が離婚し、父親は仕事で北海道へ、母親は故郷の岡山へと戻り、17歳の山崎は帰国後都内の家で祖父母と暮らすことになった。「今でいうヤングケアラーみたいなものなんですけど…父方の祖父母との生活が始まりまして」と振り返る山崎。VTR出演した山崎の親友によると、祖母は脚が不自由で祖父は認知症を患っていたといい、「夜中、彼がトイレのお手伝いをしてあげたり、高校生とか大学1、2年くらいの時はやってあげていましたね」と明かした。

 つらかった介護の日々。支えてくれたのは中学時代からの親友2人だったそうで、祖父母を介護施設へ連れて行ってくれたり、買い物や食事のサポートも。祖父母と鍋料理を囲んで和気あいあいとした時間を過ごすこともあったという。親友たちは「本当はつらかったと思うんですけど、つらさも笑いに変えながら頑張っていたんだろうなっていうのを今改めて思いますね」と振り返った。

 VTRを見た司会の俳優・大泉洋が「そこまで手伝ってくれるお友達はあんまりいない」と言うと、「そうですね」と目を潤ませた山崎。「しんどい時期、“何で自分が見なきゃいけないんだ”と思ったこともあるし、おじいちゃんおばあちゃんに対してあまり良くない言葉をかけたこともある」と当時を思い起こし、「やっぱりしんどかったんだけど、でもそれを笑いで…じゃないですけれど、2人が来ることでいつもの友達といるノリになれた瞬間というのが一番自分にとっては励まされたし。彼らの存在で乗り越えられたことがたくさんあって、ほんとに感謝していますね、2人には」と親友たちへの感謝を口にした。2人との友情は今も続いており、山崎は「12歳からいまだに年末年始必ず会う。1回も欠かしたことがない。本当に大親友」と話していた。

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2022年4月15日のニュース