中村逸郎教授 プーチン氏を止めるのはトランプ前大統領 会談実現の可能性は「期待を込めて99%」

[ 2022年3月22日 15:36 ]

 ロシア政治が専門の国際政治学者で、筑波大教授の中村逸郎氏が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモート出演。ロシアのウクライナ侵攻について語った。

 番組内で、中村教授はロシアのプーチン大統領を止められるのは、米国のトランプ前大統領だと指摘。「ロシアはウクライナと戦争してますけども、ロシアは同時にアメリカとの経済戦争も多くなっているわけで、アメリカからの経済制裁がガンガンに効いている状況なんですね」と現状を説明した。

 その上で「今後ロシアが経済的に悲惨な状況になっていく、そうした中でトランプ元大統領ですけども、プーチン大統領のもとへ行って、経済制裁の中で1番きついと言われているロシアをSWIFT(スウィフト)から除外するという所で、個別の分野でどこを除外していくのかという形で交渉をするのではないか」と予測。「プーチン大統領の態度を少しずつ軟化する方向に持っていくという流れができてくるかもしれないです」とした。

 また、トランプ前大統領とプーチン大統領は連絡を取れる状況にあるといい、「トランプさんからすれば、今年の秋にアメリカで中間選挙がありますし、共和党を固めたいと。自分の支持を固めておいて次期アメリカの大統領選挙を狙ってきているのかな?という風に思います」と持論を展開。「これだけ今、国際情勢が緊迫している中で非常に危険な状態。第3次世界大戦の寸前、危ないといった所でトランプさんがプーチン大統領と会談すると、そのタイミングで出てくる可能性はあります」と語った。

 実現する可能性については、「私はいま、期待を込めて99%の可能性を感じています。1%はもしかしたら、今の国際情勢では起こるかもしれませんので1%だけは残しておきますけども、期待を込めてトランプさんが出てくる可能性は99%と考えたいと思っています」と予想した。

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2022年3月22日のニュース