中林美恵子氏 プーチン大統領は「コントロールが効かなくなっている」

[ 2022年3月6日 16:53 ]

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 早稲田大学教授(国際公共政策)で、元米国議会上院予算委員会補佐官の中林美恵子氏が6日、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」(日曜前5・50)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻についてコメントした。

 野上慎平アナウンサーに、ロシアのプーチン大統領について「あまりにも暴力的な行為に及んでいるわけですけれども、トランプ大統領からバイデン大統領に米国の大統領が代わったこと、この点について、やっぱりプーチン大統領がそれを受けてこうした戦略になったりだとか、考え方が変わっていったといったっていう、こういう側面はどうなんでしょう?」と聞かれた中林氏は「それはあるというふうに指摘されていますね。特にバイデンさんはどちらかというと平和主義であり、またアフガニスタンからの撤退も率先して実際に行い、米国は外の戦争には出てこないだろうというような目論見があって、今のうちだと考えた可能性はあります」と自身の考えを述べた。

 そして「ただ今まさに、これだけの攻撃が行われている中にも合理性がなくなってきてしまっているというのは、言った以上コントロールが効かなくなっているというロシアというのも一方であるように見えます」と指摘し、「町を破壊するなんてことは、傀儡政権をつくるとしても決してプラスにはならないですよね。ましてや世界の世論を敵に回します。さらにこれだけのことをすると、いくら傀儡政権を例えつくったとしても国民がついてこないですよね。反プーチンのままになります。ですから、どこに合理性があるのかというところがだんだん疑問になってきているというのも今回のウクライナの問題の大きな大きな私たちが見ていかなければならない点だと思います」と自らの考えを話した。

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2022年3月6日のニュース